#087 ページ38
.
勢いのままコテージに戻ってキッチンへ行くと
いまだに料理を振る舞ってるミンギュ先輩
その前のカウンターで話しながら笑うスングァン
MG「ええっ！？」
私の顔を見るなり驚く先輩につられて
スングァンも私を振り向いてギョッとした顔をする
SG「思ってた顔と違う」
『私もだよ！』
MG「なに、なんで、なにが」
『もう男なんてだいっきらい！ばか！ばかばか！』
ミンギュ先輩のいるキッチンの中に入り込んで
誰にも見えない端っこでしゃがむ
我慢なんて元々できなかったけど
しゃがんで顔を覆ったらどんどん涙が溢れた
MG「男なんてって…襲われた？」
『………っ』
SG「え！」
『わたしじゃ、ないっ…ッ』
不思議そうな顔をする2人
そりゃそうだよね、私もびっくりしたよ
MG「……スジヌナ？」
『そうっ、』
MG「…そっか」
先輩は急に先輩らしくなって
私の前にしゃがんで頭を撫でてくれる
MG「ヌナは手強いよねぇ」
『…ばかっ…』
MG「辛かったね」
『…嫌いっ、もう帰りたい…ッ』
今度はスングァンが目の前にしゃがんで
私の顔を覗き込む
SG「ソラごめん」
『すんぐぁん、悪くないよ…』
SG「俺がお店に連れてこなきゃ良かった…」
『………ッ』
お店に行かなきゃ出会えない人もいたから
スングァンが悪いとは思わない
悪いのは私だよ
王子様にずっと憧れて生きてきたのに
少しキスされて甘い言葉を囁かれただけで好きになって
『もう、やめたから…』
次は王子様を本気で探す
『もう帰りたい…』
.
JH「えーい…何その顔」
『…じょんはんさッ、ううっ』
ジョンハンさんとジョシュアさんか来てくれて
それだけで私はまた涙が溢れる
JH「え、マジでなんかあったの？」
『……嫌われちゃった、』
JS「誰に？スンチョル？」
MG「ひょ、ひょん…」
JS「え、まじで？」
ジョシュアさんが冗談で言ったスンチョルさんの名前
やっぱりジョシュアさんもそう思ってたの？
私が我儘言って、誤魔化し続けたから？
JH「帰ろっか」
頭をガシガシと強めに撫でられて
私はまた涙が溢れた
MG「あとは任せて先に帰りな」
もう一台の学生組と帰る予定だったのはジョシュアさんで
私は親友たちと先に帰ることになった
『我儘ばっかり、ごめんなさい…』
SG「今日だけ許してあげるよ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1006人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃんこ(プロフ) - みんぐさん» 【みんぐ様】えーん！やっとくっつきました😭私もこの2人が好きで尊いので嬉しいです！トラブル多そうですけど(こそっ) (4月14日 13時) (
レス) id: 9987978b3a (このIDを非表示/違反報告)
みんぐ(プロフ) - あーやっと！この2人尊すぎます🥹2人のイチャラブカップルなたまにトラブルな日常が見たいです🩷 (4月13日 20時) (レス) id: 1088f90b52 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんこ(プロフ) - ちゃみさん» 【ちゃみ様】コメントありがとうございます！もどかしくて私も眠れません😖引き続き楽しんでください！ (4月11日 8時) (レス) id: 9987978b3a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんこ(プロフ) - みんぐさん» 【みんぐ様】苦しいです…！くっつきそうで…くっつかない！堪らん！って感じですね☺️笑 (4月11日 8時) (レス) id: 9987978b3a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんこ(プロフ) - ももこさん» 【ももこ様】fearからの応援ありがとうございますっ！早く幸せにしてあげたいです…イチャイチャさせたい！笑 (4月11日 8時) (レス) id: 9987978b3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃんこ
| 作成日時：2024年3月28日 19時
