↪︎照れ屋/D(hsrb・mrkm) ページ14
「照れ屋な彼女に珍しく、くっつかれたDytica」
(星導ショウ、叢雲カゲツ)
◻︎星導ショウ
「おや。どうしました?構って欲しいんですか?」
作業中だった彼が座る椅子の背もたれに寄りかかって、彼の肩に顔を埋める彼女。珍し〜、と思わず機嫌が良くなってしまうことを自覚しながら、彼女の頭に視線を映す鑑定士さん。
照れてしまっているのか無言な彼女に、「そんなに照れなくても」と笑う。まぁ、手を繋ぐだけで照れちゃうくらいだしなぁと苦笑しつつ、そっと頭を撫でる。
「…では、ご要望にお応えして、構うとしますか。どうやって構われたいんですか?」なんて、彼女の口からお願いされたがる彼も、好きな子のかわいらしい姿に少しばかり意地悪したくなってしまった様子。恥ずかしそうな彼女の口から、希望が出されるまでニコニコ待ってる。あとでちょっと怒られる。「いやぁ、ついつい調子に乗ってしまいまして」…怒られてもあんまり反省してないタコさん。
◻︎叢雲カゲツ
「…どした?」
照れ屋で全然くっついてこない彼女がくっついてくるなんて、不安にさせてしまったのかと思っている彼。
心配そうな彼に見つめられて、ちょっとくっつきたくなっただけ…と小さな声で言いながら、離れようとする彼女。目をぱちくりさせた後、ぎゅっと抱きしめる忍者。
「そっか。不安にさせたんかと思ったけど…そうやないならいいや。…嫌なわけやないんよ。だから、すぐ離れようとなんてせんで」って、どこか嬉しそうな声で言われてキャパオーバーな彼女と、めちゃくちゃ嬉しくてニヤニヤが止まらない忍者。レアな彼女の行動にご満悦。数分後、蒸発しそうなくらい顔が真っ赤の彼女を前に、あたふたする忍者がいたとかいないとか。
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作者名:613 | 作成日時:2024年3月28日 0時