9話 ページ10
『んー、こんなもんかなぁ』
パッパと手についた土をはらうようにして立ち上がる
私の貼った札を見て「?」を浮かべる榊君
榊「これ、」
『結界だよ』
『んふふこれ実は〜札を繋げると五芒星に、、』
榊「あぁそれは付ける工程で何となく」
『えつまんな』
マジかよ、案外鋭くてつまんないなぁ
遊征とか初めて見た時目輝かせてたのに
『まぁ私ぐらいの天才呪術師じゃないとこの結界は難しいんだから〜!』
榊「、、足捻った癖に」
『そっ、それとこれは別でしょ!?』
煽ったように嘲笑ってこちらを見る榊君にイライラしながら結界に呪力をこめて完成させる
榊「これできんてんすか?」
『あー、普通の人には見えないからな』
『入って来ようとすると灰になって消えるよ』
榊「うわぁ、、サイコパス」
『はぁ!?違うし!祓ってるだけだしぃ!』
毎度毎度失礼な事しか言わないなコイツ!!
本当に魁星君と同期なわけ!?
『はぁ、魁星君に会いたい♡』
榊「、魁星も迷惑だろ」
『それだけは言うな結構心にくる』
『良いの!?良い年した大人が泣くよ!?泣き叫ぶよ!?』
良いの!?と連呼するとため息をついて呆れたようにこちらを見る
その後はいはい、とでも言いたげに屋敷へ戻る
『〜っ!生意気っ!!』
榊「(魁星好きすぎだろ)」
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作者名:のりまきチャン | 作成日時:2024年3月28日 1時