5話 ページ6
『うぇぇ、、』
お綺麗な屋敷の前で口を押さえて嗚咽を漏らす
何この家、気持ち悪っ、、、
榊「うわっ、何やってんすか、?」
『ううっ、非呪術師には分からないかもしれないけどこの家相当気持ち悪いよ、、何?呪物でも持ってんの?』
榊「はい」
『、、悪趣味、』
案内されれるがまま屋敷の中へ入る
うわぁ、こりゃ酷い、うじゃうじゃだ
榊「数ヶ月前、遊征に呪物は処理してもらったんすけど、どうやらご主人様がまた手を、、って」
『ふっ、んふっ、笑』
榊「何笑ってるんすか?」
『いっいや?wさ、榊君からご主人様って言葉が出てなんか面白くってww』
『あっはははっ!wwwって痛い痛い痛い!!!』
私の後ろに回って頭をぐりぐりと痛めつける
何すんの!?
榊「早くきてください」
と怖い執事スマイルでこちら見る
うわぁ、ここ最近で1番不気味な気がする
榊「ここが主人の部屋です」
そういって扉を軽くノックすると中から声が聞こえる
確かにここに呪物がありそうだ
主人「ネスか、そちらの方は?」
名家の当主、といった風格で優しそうな顔の中にもキツイものが孕んでいる
『お初にお目にかかります、私、呪術師を営んでいる北見Aと言います』
『こちらに主人が最近手にしたと言う呪物があると聞きまして、危険なものなので私の手で処理しようと』
すると顎をさわり悩んだようにこちらを向いた
主人「こちらも相当な額を積んで今回手に入れましてね?それ相応の額をと、ざっと、、ーーー万といったところか」
『!?!?!ーーー万!?』
主人「できれば一括で」
『!?!?!?』
これには隣にいた榊君も驚いたようで目を見開く
榊「ご、ご主人様、いくら何でもそれは、、」
主人「」
ニッコリと圧のある笑みに何も言えなくなる榊君
拾ってもらった恩義もあるのだろう
、、え?終わってない?
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作者名:のりまきチャン | 作成日時:2024年3月28日 1時