出来れば関わりたくなかったデス [ HQ ]

Ep.3 ページ5

Aside





リナ「それにしても九州かぁ、九州のどこなん？ 」



『 長崎だよ、九州の端っこ 。 昔は東京に住んでたんだけど
お父さんの実家に小学生くらいで引っ越してって感じかな 。 』




リナ 「長崎と言えばあれやんな！
有名な女優さんおるやん ！ 」




『あー 、 確かにいたかも 。 』




リナ 「 いたかもってアンタほんとそういうん興味無いん
やなぁ 。.. あ ！ せや 、今日の放課後体育館行かん？
稲荷崎と言えば男バレやで 。 Aももしかしたらハマる
かもしれん ！」




男子バレー
そういえば朝から体育館の方がうるさかった気がする 。



女の子の声が沢山してたし人気あるんやろな








『 人多いんあんま好きじゃなかけど..それに私バレー苦手やし』




サッカーとか野球ならルールも分かるからそれなりに見学する甲斐が有りそうだけど、バレーはするのも下手やしルールも勿論わからん 、




リナ 「 １回だけやから！私に着いてくるって事でお願い ッ！」



『 正直に見たいって言えばいいのに、 リナが見たいなら私も行くよ 。 あの人混みに友達1人置いてくなんて流石に鬼やし』




リナ 「 ほんまに!? Aありがとう大好きやで〜 」





そう言って抱き着いてくるリナ 。




『(リナが喜んでくれるならいっか 、 初関西友達だし )』







教師 「 お前ら何しとんねん 、もう授業始まるで 。 席に着きぃ」





リナ、A 「 『 スミマセン 』」







＿＿＿＿＿＿



時間が経つのは本当に早いと思う 。

昼ごはん食べて、午後の授業受けたらもう放課後になってしまった。 放課後という事は今から男バレを見に行くということ 。








リナ「 A〜 、はよ行くでッ！ ｣


『 そんな急がんでも平気だと思うよ 、 それにそんなにダッシュしたら多分先生に捕まる 。 』





鞄に教材を詰めるなり、私の手をとり走り始めるリナ 。
そんな彼女は効果音が聞こえてきそうな程にワクワクしている様子だ 。




『 そっちは別館や、 体育館ならこっちやと思うけど 』


リナ 「 え ｯ!? ウソ ！ 」






途中リナの方向音痴が発覚したりと色々あったが
何とか男子バレー部が使っている体育館へとたどり着いた 。





リナ 「Aはよ入ろうや ！ 」

『 うん 、入るから落ち着こ 。目立っちゃうってば 』





そんな会話を繰り広げながら体育館の中へと足を踏み入れた 。


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