出来れば関わりたくなかったデス [ HQ ]

Ep.31 ページ33

No side . 10年前













黒尾「 こんにちはー！Aいますかー？ 」


母「鉄朗くん今日も元気やねぇ、Aなら二階の部屋にいると思うわよ〜 。 」



黒尾「ありがとう！」









トントン 、 バンッ






黒尾「迎えに来た！バレーしようぜA」





『そんな勢いよく開けたらドア壊れちゃうよ、
それにバレーしない 。 突き指しちゃうもん』





黒尾「大丈夫だって！研磨も来てるんだ、とりあえず行こ！」





『もう、ちょっとだけだからね 』










黒髪の少年に手を引かれ
河川敷へと向かう銀髪の少女










研磨「あ、来た」



黒尾「今日こそはAにバレーをさせる！」






『やだよ、私下手っぴだもん』





黒尾「そんなことない！A分析すごいし器用！なんでもやればできるって！」


『 .... そう？ じゃあちょっとだけ』






元気な少年の一言に乗せられた少女は
ボールを手に取る









＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿









『 ほら、だから無理だって言ったじゃん 。』







徒競走はいつも一位、
水泳もできる、跳び箱も男子顔負けの高さを飛ぶ


野球は打てばホームラン、
投げてもだいたいストライク


バスケもサッカーもすぐにコツを掴んで
ジュニアの子達と同等、それ以上の実力を発揮する







運動神経のいい少女はなんでも出来た 。

ただしバレーを除いては








『 もうヤダ、私しない 。 バレー痛いし怖いもん』



研磨「クロも無理にA誘う必要ないんじゃない？」








ある日そんな事を話していた時だった


1人の少年が口にした言葉








黒尾「いやだ！3人でバレーする！もしAが嫌なら俺と研磨2人で最強になるから1番近くで応援しててよ！」










＿＿＿＿ そしたら3人で最強だ！

















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