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翌日
貴方「……あの〜、いつまでこうしていれば良いのでしょう?」
私が結界を張り続けながら、ある男にそう問いかけると、後ろを向いていた男が振り返り返答する。
「僕の実験が終わるまで」
そう言った男の名はカルパッチョ・ローヤン。
何故こうなったのか……
*
事の発端は授業準備時間。私が1人で席に座っていると、彼が話しかけてきたのだ。
パチョ「ねえ、君の固有魔法まだ聞いてなかったと思うんだけど。」
結構な声でそれを言うものだから、教室に居る人達がほぼほぼ会話を中断して耳をすませてしまった。
私は転校初日の質問タイムで、固有魔法を聞かれても黙秘権を行使していたので曖昧なままだったのだ。
貴方「(適当に言っとくか……でも此処だと誤解を生みかねんな) えっと、少々廊下で話しましょうか。」
廊下
貴方「それで、私の固有魔法ですよね」
パチョ「前置きはいいから早くしてくれない?」
貴様から呼びつけておいてよく言うなァ、斬り殺してやろうか
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藤s - いつも楽しく読ませて頂いてます!!52話ちゃんが行方不明になってます…(> <。) (5月9日 22時) (レス) id: 5ee7a1b786 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - あかりさん» ご指摘ありがとうございます。申し訳ございませんでした。 (3月29日 7時) (レス) id: 139eb9e035 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - オリ フラついちゃってます (3月28日 23時) (レス) id: 9ddab14b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2024年3月21日 20時